データベースと連携するスマートな IDE

オンザフライのコーディング支援

IDE を使用する際、ほとんどの開発者はコーディングに多くの時間を費やします。 自動補完、コードスニペット、フォーマッター、リファクタリング、多様なインテンションアクションといった DataGrip のスマートな機能を使えば、より迅速にコーディングを行えます。 何を入力するかではなく、ロジックに集中してください!

スマートなデータエディター

DataGripは、データを追加、削除、変更する機能を備えたスマートなデータエディターを提供しています。 DataGrip がデータ更新中に実行するすべてのクエリは後から SQL ログで確認できるため、別のデータベースに対しても同じ変更を実行することができます。

DataGrip のデータエクストラクターは、SQL の INSERT、SQL の UPDATE、CSV、JSON、XML などの多くの書式をサポートしています。 この仕組みはカスタマイズ可能であるため、Markdown やプレーンテキストなど、独自の書式を作成できます。

便利なファイル操作

お使いのコンピューターに保存されている SQL ファイルを操作する場合、大量のスクリプトを含む作業ディレクトリが既に存在しているかもしれません。 DataGripは、そのような場合に便利なインターフェースを提供しています。 手元のコンピューター内のフォルダーを接続してデータソースに関連付け、複数のデータベースに対してスクリプトを実行できるほか、組み込みの Git 統合を使用することもできます!

完全にカスタマイズ可能

DataGrip のインターフェースはさまざまな方法でカスタマイズできます。 デフォルトのカラースキームから選択できるだけでなく、独自カラースキームを作成してデータソースを異なる色で目立たせたり、独自キーボードスキームのカスタマイズやセットアップをしたりすることも可能です。

Oracle 開発者向け DataGrip

デバッガー

デバッガーでコードの実行動作を調べると、コード内のエラーを検出しやすくなります。 DataGrip のデバッガーでは、行単位のコード調査、呼び出されるルーチンのステップインとステップアウト、式の評価が可能なほか、変数値の変化を監視することができます。

デバッガーは DBMS_DEBUG パッケージの API を使用する Oracle Probe に依拠しており、Oracle サーバー 9.0 以降で機能します。 Oracle では、匿名ブロック、パッケージ、プロシージャ、関数、およびトリガーをデバッグできます。

パッケージ内の移動

DataGrip では、パッケージソース内を素早く移動できます。 関数の宣言からその実装、またはその逆方向に移動できます。

データベースリンク

DataGrip は、データベースエクスプローラーにデータベースリンクを表示します。 Oracle データベース内のデータベースリンクを既存のデータソースにマッピングできるため、外部オブジェクトを使用してクエリの補完と解決を行えます。

utPLSQL のサポート

utPLSQL は、Oracle データベースの PL/SQL コードをテストするために非常によく使用されるフレームワークです。 DataGrip には utPLSQL のサポートが組み込まれているため、コードエディターを閉じることなく、テストやテストパッケージを実行できます。 左側のペインにある小さな緑色の再生ボタンをクリックするだけです。

Oracle 用 DataGrip を使い始めるには

ステップ 1: データベースに接続する

DataGrip は JDBCドライバーを使用して Oracle データベースに接続します。これは、接続テスト時に自動的にダウンロードされます。 接続に必要な主な資格情報(ポート、ユーザー、パスワードなど)に加えて、新しい Oracle データソース用に次のような複数のオプションを設定できます。

  • データソースを「読み取り専用」にする。 このモードでは、各 DDL または DML クエリすべてに下線が付きます。 このモードを実行すると、潜在的な副作用に関する警告が通知されます。
  • 「トランザクション制御」は、すべてのトランザクションを自動的にコミットするかどうかを決定するオプションです。
  • 「キープアライブクエリの実行」と「自動切断」は、接続動作の管理に役立ちます。
  • 「起動スクリプト」は、接続を確立するたびに実行される SQL クエリです。
  • 「自動同期」は、DDL クエリを実行した後にデータベースツリーを自動的に更新するかどうかを決定します。
  • SSH/SSL オプションも、必要に応じて利用できます。
  • タイムゾーンを設定します(デフォルトは UTC)。

ステップ 2: データベースオブジェクトを参照する

Oracle に接続すると、左側のペインのデータベースエクスプローラーにオブジェクトのリストが表示されます。 ここではオブジェクトを絞り込み、表示するスキーマを選択できます。

ステップ 3: SQL を書く

DataGrip は SQL コードをコンパイルして実行する前に発生する可能性のあるバグや問題を検出できます。 ここでは、DataGrip がミスを捉えて注意を促す様子をいくつか示しています。