DataGrip 2023.2 がリリースされました! 2023 年で 2 回目となるメジャーアップデートでは、さまざまな機能改善が行われています。 では、その内容を見てみましょう!
新しい UI がデフォルトで有効化されました。
まず、ライトテーマについては代替の Light with Light Header(ライトヘッダーを使ったライト)オプションを導入しました。これにより、ウィンドウのヘッダー、ツールチップ、および通知バルーンで対応するライトカラーが使用されます。
また、DataGrip 限定ではありますが、すべてのツールバーアイコンがヘッダーに移動されています。 ヘッダーでは Database Explorer(データベースエクスプローラー)、Services(サービス)、および Files(ファイル)のアイコン一式がデフォルトで固定されています。
ボタンを追加または非表示にするには、横向きの三点リーダー(…)をクリックします。
ツールバーストライプを代わりに使用する場合は、Find Action(アクションの検索)(Ctrl/Cmd+Shift+A)を使ってこの設定をオフにします。
ツールバー全体のカスタマイズオプションも拡張しました。 ドロップダウンメニューを使用して必要なアクションを素早く選択し、このツールバーの他の部分に追加できるようになっています。
これを行うには任意のウィジェットで右クリックして Add to Main Toolbar(メインツールバーに追加)を選択し、使用できるオプションを参照します。
このバージョンでは開いている複数のプロジェクト間で簡単に移動できるように色付きのヘッダーも導入されています。 プロジェクトごとに固有の色とアイコンを割り当てることができるため、ワークスペース内のプロジェクトがより区別しやすくなりました。
ヘッダーには定義済みの色がデフォルトで適用されていますが、これはカスタマイズ可能です。 プロジェクトに新しい色を設定するには、ヘッダーを右クリックしてコンテキストメニューを開きます。 Change Toolbar Color(ツールバーの色を変更)オプションを選択し、希望する色を選択します。 この機能を無効にするには、コンテキストメニューの Use Project Colors in Toolbar (ツールバーでプロジェクトの色を使用)オプションを選択し解除します。
スキーマの移行機能に使用する UI も改良しました。
オブジェクトがダイアログの両側で同じ行に配置されるようになったことが大きな変更点です。ターゲットスキーマで追加、除去、変更されるオブジェクトを把握しやすくなっています。
世界の変化に合わせて JetBrains IDE にも強力な JetBrains AI サービスが搭載されました。 このサービスは OpenAI の機能と JetBrains 独自のより小さなモデルを統合するものです。 現時点ではプラグイン経由で機能を使用できます。JetBrains Marketplace から JetBrains AI Assistant をインストールしてください。
DataGrip で現在利用できる主な機能は AI チャットです。
注意事項:
多数のコード改善アクションを検索できるおなじみの Alt+Enter メニューが強化され、AI Actions...(AI アクション…)サブメニューが追加されました。
3 つのアクションが提供されています。
Redis Cluster に接続し、スタンドアロンの Redis と同じ機能セットを使用できるようになりました。
クラスターに接続する際は必要な URL の前に jdbc:redis:cluster: を入力する必要があります。 次に、正常に接続するための適切な接続タイプを選択してください。
クラスターへの接続に SSH トンネリングが必要な場合は、クラスター内にあるすべてのノードのホストとポートを URL に指定する必要があります。
共有データベースとその内容がそのデータベースが作成されるデータ共有と同様にイントロスペクションされるようになりました。
補足:
SSL 証明書を使用する接続オプションが追加されました。
DataGrip が SSL CA ファイルに使用するトラストストアを明示的に設定できるようになっています。
IDE トラストストアはここで構成可能です。
さらには JKS キーストアファイルの改善も行われています。 このリリースでは CA 証明書とクライアント鍵の代わりに *.jks ファイルを渡せるようになっています。
HTTP プロキシ設定がリモート開発プロセスでも使用されるようになりました。 これにより、ドライバーが HTTP プロキシも同様に使用する場合、設定で構成を行うことで接続できるようになりました。
新しい Show Schema Refresh Time(スキーマのリフレッシュ時間を表示)設定を使うと、スキーマが最後にリフレッシュされた日時を確認することができます。 現在、СlickHouse、Redis、Apache Cassandra、Apache Hive では本設定を使用できません。
この更新は、大規模なデータベースを使用しており、自動同期機能を使用していない場合に特に役立ちます。
この新しい設定では、日時の値を表示する必要がある際にタイムゾーンを設定することができます。
Settings(設定)/Preferences(環境設定)| Appearance & Behavior(外観 & 振る舞い)| Data Editor and Viewer(データエディターとビューアー)で設定を変更する際にプレビューを確認できるようになりました。
新しい Show all columns(すべての列を表示)アクションをヘッダーのコンテキストメニューから使用できるようになりました。 過去に非表示にしたことのある列を検索するのに役立ちます。
主にデータベースオブジェクト、ファイル、アクション、および設定の検索に使用される Search Everywhere(どこでも検索)機能に Find in Files(ファイル内で検索)と同様のテキスト検索機能が追加されました。
この強化により、ある特定のクエリに対する検索結果がほとんどない場合にテキスト検索の結果が表示されるようになりました。 この機能はデフォルトで有効になっており、Settings(設定)/Preferences(環境設定)| Advanced Settings(高度な設定)| Search Everywhere(どこでも検索)で管理できます。
識別子を修飾するオブジェクトだけでなく、修飾を行うべき場所も個別に指定できるようになりました。
この設定ブロック全体が Code Completion(コード補完)セクションに移動されています。
Settings(設定)/Preferences(環境設定)| Editor(エディター)| Inspections(インスペクション)にコードサンプルの構文ハイライトが実装されました。任意のインスペクションとその目的が理解しやすくなっています。
Files(ファイル)ツールウィンドウでファイルを変更日時で並べ替えられるようになりました。
ワンクリックでのフォルダー開閉を可能にする設定が追加されました。
Scratches and Consoles(スクラッチとコンソール)フォルダーが不要な場合、このフォルダーを非表示にすることも可能になりました。
MySQL と PostgreSQL のダンプツールとの統合で WSL のパスを使用できるようになりました。
ファイルへのパスは Windows 形式で指定されますが、プロセスを生成する際には DataGrip によって自動的に Linux 形式に置換されます。
Modify Table(テーブルの変更)ダイアログで、ファミリノードにキャレットを置くとテーブルビューが開きます。同種のオブジェクトを検査するのに役立ちます。