このページでは、dotPeek の最新の更新と変更内容を説明します。
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IL Viewer(IL ビューアー)ツールウィンドウに以下を含むアセンブリマニフェストの IL コードが表示されるようになりました。
この IL コードは、テキストエディター内のアセンブリまたはモジュール属性上、または外部アセンブリの <AssemblyName>.cs
ファイル内のどこかにキャレットを置くと表示されます。
プライマリコンストラクターを宣言するクラスを操作する際、dotPeek がコンストラクターとそのパラメーターを正しく表示するようになりました。デコンパイルされたコードから直接どのようにオブジェクトがインスタンス化されるかを全体的に把握できます。
NET6_0_OR_GREATER
)を正しく認識するようになったため、コードが正確に表現されるようになりました。 Assembly Explorer(アセンブリエクスプローラー)ツールウィンドウがアセンブリのビルド構成を検出して提示するようになったため、アセンブリのコンパイルコンテキストに関するより明確なインサイトを得られるようになりました。
この dotPeek 2024.1 アップデートでは、新しい Assembly Diff(アセンブリの差分)ツールウィンドウが導入されました。 これに伴い、いくつかの変更が適用されています。
.zip
アーカイブの比較機能が Assembly Explorer(アセンブリエクスプローラー)から Assembly Diff(アセンブリの差分)ツールウィンドウに移動されました。 dotPeek で WebAssembly の WebCIL パッケージング形式がサポートされるようになりました。 このサポートには以下が含まれます。
.wasm
ファイルを表示する機能。 dotPeek 2023.3 では、NuGet パッケージ、フォルダー、および .zip
ファイルを比較できるようになりました。
アセンブリの比較機能には、より多くの比較オプションが含まれています。 複数の差分モード(Show all(すべて表示)、Show only differences(差分のみを表示)、Show only signature differences(シグネチャーの差分のみを表示)、Show only public API differences(公開 API の差分のみを表示))から選択できます。 また、差分でメンバー/属性の順序の違いや null 許容参照型のアノテーションの違いを無視するかどうかを指定できます。
#nullable disable
ディレクティブがデコンパイルされたソースに表示されます。 dotPeek 2023.2 では 2 つのアセンブリを詳細に比較する方法が導入されています。 この機能は特定のアセンブリの 2 つのバージョンの違いを精査し、より新しいバージョンに混入している可能性のある潜在的な脆弱性を探す場合に特に便利です。
詳細については、こちらをクリックしてください。
dotPeek の 2023.1 バージョンには、IL Viewer ツールウィンドウに対して次の改善が加えられています。
async
メソッド、ラムダ式、ローカル関数、高レベル C# のローカル関数とネストされたローカル関数宣言の同期が改善されました。 dotPeek 2022.3 では以下をサポートしています。
static abstract
および static virtual
メンバーchecked
演算子IL Viewer ツールウィンドウで、デコンパイルされた高レベルと低レベルの C# コードを表示できるオプションが追加されました。 デコンパイルされたコードはこれまで通り、コードエディターのソースコードに同期されます。
ngen
または R2R
ラベルが表示されるようになっています。 Visual Studio でおなじみの、ファイルを単一のプレビュータブで表示する機能を導入しました。 具体的なファイルを探しており、そのファイルを個別のタブに表示したくない場合に役立ちます。
ファイルを個別のタブに保持する場合は、プレビュータブの Keep open(開いたままにする)アイコンをクリックします。 プレビュータブを無効にするには、Tools(ツール)| Options(オプション)| Tabs(タブ)
に移動し、Allow new files to be opened in the preview tab(新しいファイルをプレビュータブで開く)を選択します。
別のツールウィンドウにあった Quick Find(クイック検索)機能をテキストエディターのタブに移動しました。 ファイルで Quick Find(クイック検索)を呼び出すと、そのファイルのエディタータブ内に Quick Find(クイック検索)ペインが表示されます。
また、F3 と Shift+F3 ショートカットも追加されています。これらは、Quick Find(クイック検索)ペインで検索中に次または前の出現箇所に素早く移動するために使用できます。
dotPeek で System.Private.CoreLib
のような XML ドキュメントファイルと名前が異なるアセンブリを含め、プラットフォームアセンブリの XML ドキュメントコメントが表示されるようになりました。 XML ドキュメントのパスは、デコンパイルされたファイルのヘッダーに表示されるようになっています。
Assembly Explorer が転送された型(TypeForwardedTo 属性)をサポートするようになりました。 Locate in Metadata(メタデータ内で検索)アクションも転送された型、アセンブリとモジュール参照、およびリソースに対応しています。
dotPeek は、レコードとレコード構造体型の初期サポートを提供します。 レコード、レコード構造体、および構造体の with
式もサポートしています。
このリリースに含まれる他の C# 関連機能として、デコンパイラーが非同期的な破棄(await using)をサポートするようになりました。
JetBrains は単一ファイルアプリの読み取りとデコンパイルのサポートを継続的に改善しています。
.json
ファイルの内容物(.runtimeconfig.json
など)を表示できます。 dotPeek が単一ファイルアプリをデコンパイルできるようになりました。 また、単一ファイルアプリ内にバンドルされたアセンブリを以前とまったく同じようにして閲覧することもできます。 .NET Core 3.1、.NET 5、および公開予定の .NET 6 SDK のシングルファイル形式をサポートします。
複数のタブをまとめて操作する場合に、タブをピン留めできるようになりました。 また、タブの色は表示中のコードの種類を表しています。緑はメタデータを、茶色はシンボルファイルのソースを表しています。 タブのピン留めとコードの色付けを行うオプションは、Tools | Options | Environment | Tabs で無効にできます。
デコンパイル済みコードのフォーマッターを更新し、コードの表現方法を調整するためのオプション一式を追加しました。 インデントのスタイルとサイズ、左波括弧を新しい行に配置すべきかどうか、式のようなメンバーを使用するかどうかを設定できるようになりました。 これらのオプションは、Tools | Options | Decompiler | Code style and formatting にあります。
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