チームツール
CI/CD ツールの使用は、DevOps エンジニア、アーキテクト、チームリーダー、およびデベロッパーアドボケイトの間で最も広がっています。
チームコラボレーションツールには非常に多くの種類があり、それぞれが異なるニーズに提起しています。チームにピッタリのツールを選択するのは大変です。そのため、JetBrains では、2021 年のコラボレーションツールのベストをブログ記事にまとめました。これは、DevEco アンケートの結果に基づくもので、プロフェッショナルが今日使用しているさまざまなコラボレーションツールソフトウェアを調査しています。
ビデオ会議ツールの使用率が大幅に伸びています。明らかにパンデミックによりリモートワークが高まったことに起因しています。現在では回答者の 66% がビデオ会議ツールを使用していますが、去年は 43% のみでした。ほかのコミュニケーションチャンネルの使用率はあまり変化していません。
会社使用では Jenkins が最も使用頻度の高い CI システムですが、個人使用では GitHub Actions が最も頻繁に使用されています。
開発者の大多数(91%)はバージョン管理に GitHub を使用しています。
クラウドソリューションをツールに導入する傾向が明確に存在します。クラウドバージョンの使用状況は 2018 年から 2 倍に増加しています。今日、継続的インテグレーションツールユーザーの半数はツールをクラウドで実行しています。課題トラッカーや継続的デリバリーソリューションなどのその他のツールのクラウド使用状況も上向きの傾向です。
2021 年、JetBrains は TeamCity Cloud という、独自のインフラストラクチャの管理とスケーリングを行わないチーム向けに設計されたマネージド CI/CD サービスを公開しました。共同開発をより簡単に素早く、楽しく行えるようにするサービスです。
多数の Skype ユーザーがインスタントメッセージング/チャット機能用のツールを Microsoft Teams に切り替えているようです。
ビデオ通話/ビデオ会議ツール市場では劇的な変化が見られました。Zoom、Microsoft Teams、および Google Meet の人気が大幅に増す一方で、Skype は大半のユーザーを失っています。
チームが切り替える必要のあるさまざまなツールの数を減らす努力において、JetBrains のプロジェクト管理と課題追跡ツールである YouTrack にナレッジベース機能が導入されました。製品のドキュメントや個人的なメモ、課題やプロジェクトを整理する上で役立ちます。
オンプレミス FTP サーバーの使用は 2020 年に比べて下降していますが、それでも他のクラウドベースのツールのユーザー数は増えています。「その他」に指定されたオプションの中では、回答者の大半がカスタムソリューションと答えています。
チームは 1 つのベンダーから提供されるツール一式を使用する傾向にあります。たとえば、さまざまな Atlassian ツールにおける相関関係があります。開発者は Jira、Bitbucket、および Confluence を併せて使用しています。.NET 開発においても、Microsoft のツーリングスタックの使用状況において相関関係が見られます。
1 つのベンダーが提供するツールを使用する方が、ライセンスやサポートの管理の観点でより利便性が高いため、この傾向は当然の結果と言えます。さらに、同じベンダーが提供するツールは通常、相互に統合しやすいことも理由として挙げられます。
JetBrains では、強力な統合によって個別のツールの開発を超越することに決定し、開発パイプラインとコミュニケーションプロセス全体に使用する単一の Space プラットフォームを開発しました。Space はソフトウェア開発パイプラインで必要なすべてのツールを組み合わせた統一プラットフォームで、JetBrains IDE との統合を提供しています。
Git ホスティング、コードレビュー、自動化、CI/CD、パッケージ、課題とドキュメント、チャット、およびカレンダーが 1 か所にまとめられており、初期設定のまますべてが統合されています。
単一のプラットフォームを使用することで、インテグレーション間のハンドオフを失くし、サイクル時間を減らし、ミッションの要求を満たす品質の高いソフトウェアを提供することができます。
プロジェクトとタスクの追跡、アジャイルボードの使用、スプリントとリリースの計画、ナレッジベースの維持、レポートとダッシュボードを使った連携作業、およびビジネスプロセスに従ったワークフローの作成を行えます。
YouTrack は、個人のタスクから会社全体のプロジェクトのポートフォリオまで何でも簡単かつ優雅に処理することができます。
複雑度と規模を問わない CI/CD パイプラインの自動化、ビルドに関する問題のリアルタイム通知、テストの失敗を引き起こすコミットの容易な検出。
IDE がユーザーのコーディング能力を高めるのと同じように、TeamCity も継続的インテグレーションの機能を強化します。各種ビルドおよびテストツールを統合し、DevOps パイプラインを詳細に可視化し、使い始めたその日から生産性を向上させます。
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