言語
共有:
このセクションでは、プログラミング言語、スクリプト言語、およびマークアップ言語における最新トレンドの統計的な内訳を示しています。
Objective-C は事実上廃止済み
過去 6 年間で 3 分の 2 のユーザー数を失った Objective-C は廃止が近づいているようです。昨年に少なくとも 1 回使用したプログラマーは 2% 未満となっており、主要言語として報告したアンケート回答者はたった 11 人でした。Objective-C の使用率の減少は COBOL と Perl をも上回っています。
この言語は 1984 年に登場して以来、Apple がその後継である Swift を 2014 年にリリースするまでは高い人気を誇っていました。Kotlin や Dart などの他のクロスプラットフォーム言語など、iOS 開発者には多くの選択肢があるため、現在では Objective-C に固執する理由はほとんどありません。
Rust への信頼: 成長の道
今年はよく使用されている言語の中で人気の記録を更新したのは Rust だけでした。厳格な安全性とメモリ所有権のメカニズムを備えた C++ を置き換えることを目指している Rust は、過去 5 年間にわたって安定したユーザー数の増加を見せてきました。当社のデータによると、Go ユーザーの 6 人に 1 人が Rust の導入を検討しています。
JavaScript: 人気がわずかに低下
昨年は上位 3 言語の人気は互角でした。今年も大きな変化は見られませんが、Java が首位に返り咲き、JavaScript が 3 パーセントポイント減で 3 位に下落しました。
他の言語と TypeScript を併用し始めた一部のプログラマーが徐々に TypeScript のみを使用し始めているようです。2020 年には TyepScript ユーザーの 47% が JavaScript を併用していましたが、今年はその数値が 38% に減少しています。将来的には JavaScript のシェアがさらに数パーセントポイント減少すると想定するのが妥当でしょう。
別の言語を学習したいと考えているプログラマーの数は JavaScript ユーザーの方が他の言語のユーザーよりも高くなっています。これもユーザーが減少する可能性が高まり、TypeScript へのユーザーの移行が増える要因となっています。
このテーブルの値は、列（横）にある言語のどれくらいの数のユーザーが行（縦）にある言語に移行する計画があるかを示しています。たとえば、C# ユーザーの 10% が Rust の採用を予定しています。
Rust は長年にわたって最も人気の高い学習言語の 1 つでした。2023 年には Rust が初めてトップの座に就きました。
Rust が Go を上回って別の言語への移行を考えている開発者にとって一番の選択肢となっているだけでなく、Go ユーザーが Rust を導入する準備ができている一番のユーザーとなっています。
ただし、Go のユーザーベースは 2020 年から急速な成長を見せたため、Go から移行する開発者のかなりの割合が早期採用者である可能性が高いです。このようなトレンドを作り出している開発者の多くは目玉となる次の言語を探しており、Rust を採用した後はすぐに次の「大きな」トレンドに移行する可能性があります。
「いいえ、採用や移行は予定していません」と答えた回答者の主要プログラミング言語別のシェア。150 件以上の回答があった言語を含みます。
移行を最も希望していないプログラマーが使用している言語としては、Scala と Rust が際立っています。
最高給与所得者とは、その地域で給与が上位 4 分の 1 に入る従業員を指しています。
適切なツールをお探しください
最後までご覧いただきありがとうございました！
レポートはお役に立ちましたか？
ぜひこのレポートを友人や同僚と共有してください。
ご質問やご提案がございましたら、surveys@jetbrains.comまでお問合わせください。