Python 3.31 の初期サポートと Data View(データビュー)ツールウィンドウの改善
オプションのヒートマップカラースキーム
PyCharm の Data View(データビュー)ツールウィンドウでテーブルヒートマップのカラースキームを Diverging(分岐)と Sequential(連続)の 2 つのオプションから選択できるようになりました。Diverging(分岐)カラースキームは基準に対する変動に重点を置いており、中央値から 2 つの反対方向に逸脱した 2 つの相反する色で構成されます。
Sequential(連続)カラースキームは単色、または濃さの異なる密接に関連した色の範囲で構成されます。
ヒートマップのカラースキームはテーブル全体か個々の列に適用することも、ブール値の色付けのみに使用することもできます。
TypeIs
アノテーションのコーディング支援(PEP 742)
TypeIs
アノテーションの導入に伴い、条件文の if
および else
分岐の両方で型を絞り込めるようになりました。PyCharm は TypeIs
構文を認識し、ユーザー定義の絞り込まれた関数に適した型参照とコード補完を提供します。
ReadOnly
メンバーに値を割り当てる際の警告(PEP 705)
Python 3.13 では TypedDict
のキーに ReadOnly
型修飾子を使用することで、キーの更新を不可能にできるようになりました。PyCharm が ReadOnly
型修飾子を認識するようになったため、ReadOnly
メンバーへの代入を試みた場合や、読み取り専用項目を含む TypedDict
がキーを宣言している別の TypedDict
で更新される場合には警告が表示されます。
Django の ModelAdmin
フィールドの補完
PyCharm が ModelAdmin
クラスの list_display
、list_filter
、および search_fields
などのフィールドに対応したインテリジェントなコード補完、リファクタリング、および移動操作の機能を提供するようになりました。
Django Structure(Django 構造): 新しいデフォルトのグループ化
弊社が最近実施した調査によると、ユーザーが Django Structure(Django 構造)ツールウィンドウで要素をグループ化する際にはコンポーネント別にグループ化し、さらにはアプリ別にグループ化するのが最も一般的であることがわかりました。PyCharm がこのグループ化をデフォルトで実行し、このビュー内のすべてのコンポーネントを表示するようになりました。この動作は要素を先にアプリ別にグループ化した後、各アプリ内でコンポーネント別にグループ化するように変更できます。
URL の Find Usages(使用箇所の検索)をエディターから直接実行
OpenAPI スキーマを含め、プロジェクト全体のすべてのパスの使用箇所をガターまたは Code Vision アクションから直接検索できるようになりました。