ビルドスクリプトを作成したり保守する際に、ReSharperは、XMLのサポートだけでなく、コード補完、コードインスペクション、およびクイックフィックスなどのビルドスクリプト固有の機能でご支援いたします。
XML対応の編集機能や支援機能はすべて、ビルドスクリプトにも対応しています。 これらの機能には、インポートシンボル補完やハイライト表示があります。
具体的にはビルドスクリプトファイルの場合、ReSharperでは現在のスコープ内で利用できるプロパティ、ターゲット、タスク、および属性の名前を補完できます。
ReSharperは、入力中のビルドスクリプトをその場で解析し、不明なプロパティ、ターゲット、属性をハイライト表示します。 ステータスインジケーターやエラー間の移動も、ビルドスクリプトで使用できます。
ビルドスクリプトファイルで、ReSharperは、不明なプロパティ、ターゲット、タスク、および属性に対してクイックフィックスをご提供しています。 クイックフィックスは赤い電球で表示されます。エラー箇所にキャレットを置くと、電球がエラーのあるコード行の左側に自動的に現れます。
ReSharperでは、多数の方法でビルドスクリプト内を移動できます。 例えば、次の方法が使えます:
また、File Structure ウィンドウでは、現在のビルドスクリプトに含まれるプロパティやターゲットを 確認することができます。
ReSharperのRenameリファクタリングを使ってプロパティやターゲットの名前を変更する際には変更を反映するため、その参照箇所のみならずコメントや文字列内の使用箇所もすべて自動的に更新されます。 シンボルの上でCtrl+R、Rを押すだけで名前を変更できます。
ビルドファイル内のターゲットまたはプロパティでSafe Deleteリファクタリングを呼び出すと、ReSharperは選択したシンボルを削除するために必要なすべての検証と操作を実行します。 また、ReSharperは競合する参照もすべて削除できます。 シンボルの上でCtrl+R、Dを押すだけで安全に削除できます。
このページに記載されたキーボードショートカットはすべて、ReSharperデフォルトの「Visual Studio」キーマップのものです。 ReSharperの2種類のキーマップの詳細は、ReSharperのドキュメントをご覧ください。