ReSharper Ultimate C++’ の新機能

ReSharper Ultimate 2019.2では、C# 8.0のサポートを強化し、ナビゲーション、使用箇所の検索、デバッガのデータヒントに複数の更新を適用しています。 また、起動時間を高速化し、Visual Studio 2019で導入された「Per-Monitor DPI Awareness」モードの初期サポートを提供しています。 C++プロジェクトのインデックス生成速度が向上し、さらにC++ 20の機能がサポートされました。

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C# サポートの強化

C# サポートの強化

サポートが強化されたReSharperでC# 8.0を最大限にご活用ください。

  • Index型やRange型などのインデックス範囲に関する最新の変更がサポートされています。
  • コンテキストアクション「Add range check」がSystem.Index/System.Rangeのインデックス生成をサポートし、正確なチェックを生成できるようになりました。
  • アンマネージドなジェネリック構造体をサポートしています。
  • 新しいインスペクション「Convert switch statement to switch expression(switchステートメントをswitch式に変換)」と「Convert chain of ternary expressions to switch expression(一連の三項式をswitch式に変換)」、ならびに対応する「Convert to switch expression(switch式に変換)」クイックフィックスを追加しました。

皆様からのご要望に応え、「Convert concatenation to interpolation(連結された変数を埋め込み変数に変換)」コンテキストアクションを範囲内で適用できるようにしました。

起動時間の高速化

Riderに続き、Visual Studio COM APIの代わりにMSBuildベースのプロジェクトモデルを使用し始めました。 これにより、UIスレッドをロックするCOM APIの使用が最小化されるため、ソリューションの読み込み時間が最適化されます。

また、Performance Guideページを更新しました。 新たにWindows Defenderセクションのほか、パフォーマンスに関するあらゆるヒントの説明を追加しました。これにより、候補を適用した後の動作を正確に説明しています。

ナビゲーションと使用箇所の検索

ナビゲーションと使用箇所の検索

このリリースから、Find UsagesSolution Wide Error Analysis(ソリューション全体のエラー解析)のデータを使用して結果を収集するようになりました。 ソリューションでSWEAを有効化すると、Find Usageの結果表示が劇的に高速化します。

また、ナビゲーション動作に次のような2点の軽微な改善を加えました。きっとお役に立つのではないかと思います。

  • Go to File Member” ダイアログで直接ファイルを検索できます。 結果リストには一致したすべてのメンバー名、ファイル内での検索文字列の出現箇所がすべて表示されます。
  • Go To Text結果ウィンドウで、コメント文字列内の出現箇所を検索したくない場合は、コメント行を除外できるようになりました。
デバッガとデータヒント

デバッガとデータヒント

ReSharper 2019.2では、デバッガのデータヒントに次のような複数の更新を適用しています。

  • implicit function evaluation(暗黙的な関数の評価)」および「auto evaluate property(プロパティの自動評価)」という2種類の新しいスイッチを追加しました。
  • これらのスイッチは、「“Enable property evaluation and other implicit function calls(プロパティの評価とその他の暗黙的な関数の呼び出しを常に有効にする)”」設定を考慮し、必要に応じてプロパティ値を評価します。
コードスタイルとコードフォーマッタ

コードスタイルとコードフォーマッタ

C# 8.0のサポートを強化するため、switch式用の新しいフォーマットオプションを追加しました。 .editorconfigStyleCop.Settings、および .clang-format のサポートが強化され、デフォルトでハイライト表示とSolution Wide Error Analysisでオンになりました。 また、Optionsページで直接EditorConfigプロパティを編集できます。

Per-Monitor DPI Awarenessモードのサポート

Per-Monitor DPI Awarenessモードのサポート

ReSharper Ultimate 2019.2は、Visual Studio 2019で導入された「Per-Monitor DPI Awareness」モードのサポートを強化しています。 当社は、ReSharperの一部のユーザー様がこれまでOptimize rendering for screens with different pixel densities(ピクセル密度の異なる画面用に描画を最適化する)(Tools | Options | Environment | Generalでアクセス可能)を率先して無効化していたことを把握しています。ReSharperのツールウィンドウで描画に関わる問題が発生していたためです。 同オプションを再度有効化し、動作をお確かめください。 ただし、それでも不具合が発生する可能性はありますのでご注意ください。

その他の機能

その他の機能

  • パラメータ名のヒントが高速化され、新しいヒューリスティックが採用されました。
  • IL Viewerでキーワードの説明付きの新しいツールチップを使用できるようになりました。
  • ReSharper | Options | Tools | External Sourcesの「Advanced symbols options」ダイアログが相対パスに対応しました。
  • Assembly Explorerツールウィンドウの「Properties」タブに「Summary」プロパティが追加され、アンマネージド(Win32)リソースサブツリーが追加されました。
Unreal Engineのサポート

Unreal Engineのサポート

当社は過去のリリースで、UE4固有のリモートプロシージャコールの対応強化に向けて作業を開始していました。 今回、RenameリファクタリングとChange Signatureリファクタリングを更新し、RPC関数に正しく適用できるようにしました。 UE4ベースのコードに対応した新しいコード解析チェックもいくつか追加しました。これらは特に、見つからない、または正しく設定されていないUE4のリフレクションマクロを対象としています。

バージョン2019.1で追加したリフレクション指定子のコード補完に続き、今回はそれらリフレクション指定子の組み込みドキュメントを追加しました。 このドキュメントは、キャレットが指定子の上にある場合にQuick Documentationポップアップ(Ctrl+Q)に表示されます。

C++プロジェクトのインデックス生成を高速化

C++プロジェクトのインデックス生成を高速化

ReSharper C++内部で使用される新しいプリプロセッサ実装により、LLVMおよびUnreal Engineのような一般的なソリューションでインデックス構築速度が15%~20%向上しました。

ReSharper C++の新機能をご確認ください。

dotMemoryコンソールプロファイラの改善 dotUltimate

dotMemory 2019.2ではリモートプロファイリングのサポートを廃止しました。 適切な代替機能を提供するため、dotMemoryのコンソールプロファイラを以下のように大幅に改良しました。

  • コンソールプロファイラは、.NET Coreアプリケーション。IIS Express上で動作するアプリケーション、およびWindowsサービスその他を含むあらゆる種類のアプリケーションをプロファイリングするコマンドを受け付けます。
  • --trigger-on-activation引数を使用すると、これが可能になった後にメモリのスナップショットを取得できるようになります。 この機能は、基準となるスナップショットを取得して比較に使用する場合に役立ちます。
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