行全体コード補完、mise バージョンマネージャーのサポート、Ruby 3.3 のインスペクションの更新、カスタムインフレクションを使用した Ruby クラスとファイルのサポート、ERB の終了タグ、現在のプロジェクトの SDK による VCS コマンドの実行機能、Ruby 3.3 の debase 3.0 など。
RubyMine に Ruby 用の行全体コード補完が導入されました。 この機能は IDE にシームレスに統合された高度なディープラーニングモデルによって実現されています。 コンテキストを解析した結果に基づいてコード行全体を予測して候補を提供することで、コーディングの効率を向上させます。 この候補はさまざまな言語やフレームワーク用に弊社が特別にトレーニングした特殊な言語モデルによって提供されます。 このモデルは完全にローカルデバイスで動作し、外部サーバーとの通信を必要としないため、データの安全性が確保されています。 この機能は RubyMine ライセンスサブスクリプションに含まれています。
RubyMine がカスタムインフレクションを使用した Ruby クラスとファイル名を認識し、Project(プロジェクト)ビュー、タブ、および Search Everywhere(どこでも検索)ダイアログで正しいアイコンを表示するようになりました。 ナビゲーションとコードインサイトはコントローラーとモデルで使用される頭字語でも機能します。
RubyMine はループと if
、unless
、while
、for
、begin
、until
などの条件ブロックの後に終了を示す <% end %>
タグを追加します。
バージョン 2024.1 では、mise バージョンマネージャーのサポートが追加されました。 このサポートには mise がインストールした Ruby バージョン、Bundler との互換性、および実行、デバッグ、テストなどのすべての重要な操作の検出が含まれます。
RubyMine が現在のプロジェクトのローカル SDK のコンテキストで VCS コマンドを実行できるようになりました。 このため、Git を使用する際にすべてのスクリプトがそのプロジェクトに関連付けられた特定の Ruby SDK を使用するようになります。
この機能は現在 macOS と Linux に限定して提供されています。
デバッグで Ruby 3.3 と debase 3.0 の組み合わせを使用できるようにしました。
RubyMine 2024.1 ではターミナルが全面的に改善されており、視覚的および機能的な強化によってコマンドラインタスクが合理化されています。 この更新によって使い慣れたツールの外観が一新され、コマンドが個別のブロックに分割されました。ブロック間の円滑な移動やコマンドの補完などの機能強化が行われているだけでなく、コマンド履歴へのアクセスも容易になっています。
大きなファイルでの作業と新しいコードベースの参照を簡単にするため、エディターで行を固定表示できるようにしました。 この機能を使用すると、クラスやメソッドの開始部などの重要な構造要素をエディターの上部にピン留めした状態でスクロールできます。 そうすれば常に表示範囲が固定され、ピン留めされた行をクリックして迅速にコード内を移動できます。
AI Assistant にテスト生成の改善、コミットメッセージのカスタムプロンプト、コードスニペットからのファイル作成機能、エディター内コード生成の更新などの複数の重要な更新が行われています。
バージョン 2024.1 では AI Assistant がバンドル対象から外れ、個別のプラグインとして提供されるようになったことにご注意ください。 この変更は AI 駆動型テクノロジーの使用に関する意思決定をより柔軟に行い、ユーザーの好みや作業環境の要件をより細かく制御できるようにする必要性を考慮して行われたものです。 AI Assistant には引き続き有効な JetBrains AI サブスクリプションが必要です。
Tab
を押すだけで閉じるシンボル | の外側にジャンプできるようになりました。
defined?()
ステートメント内の retry
、redo
、break
、または next
に対する警告を表示しなくなりました。 RubyMine 2024.1 ではブランチ関連の変更に的を絞ったビューを提供することで、コードレビューワークフローを合理化しています。 GitHub、GitLab、および Space では、Git ツールウィンドウ内の別の Log(ログ)タブで特定のブランチの変更を確認できるようになりました。 これを行うには、Pull Requests(プルリクエスト)ツールウィンドウでブランチ名をクリックし、メニューから Show in Git Log(Git ログで表示)を選択します。
RubyMine 2024.1 では新しいレビューモードが実装され、GitHub および GitLab ユーザーの両方にとってコードレビューの使い勝手が改善されています。 エディターに組み込まれたこの機能により、作成者とレビュー担当者が直接やりとりできるようになりました。 プルリクエストまたはマージリクエストのブランチを確認する際にはレビューモードが自動的に有効になり、コードの変更がレビュー可能であることを示すピンクのマーカーがガターに表示されます。 このマーカーをクリックすると元のコードを含むポップアップが表示されますので、変更内容をすぐに把握できます。 ガターアイコンは新しいディスカッションを速やかに開始したり、既存ディスカッションの表示/非表示を切り替えたりするのに役立ちます。 ガターアイコンからコメントへのアクセスも可能なため、レビュー、返信、コメントへのリアクションも迅速に行えます。
Git ツールウィンドウの Log(ログ)タブに新しい列を導入し、CI システムが実行した GitHub コミットチェックの結果を簡単に確認できるようにしました。
バージョン管理システムに変更を正しくプッシュした後、IDE がプッシュの成功とプル/マージリクエストを作成するアクションの提案を 1 つの通知で警告するようになりました。