YouTrack オンボーディングパックの登場

アプリケーションで最もよく使用されるページのヒント集を追加しました。 この簡単なヒントは新規ユーザーに YouTrack の機能をガイドし、使用経験が豊富なユーザーに未発見の機能を紹介するのに役立ちます。

ご自身でお試しになりたい場合は、[ヘルプ] メニューを開いて [新規ユーザー向けのヒント] を選択してください。

新たに事前構成済みのデモプロジェクトをサポートしました。 このプロジェクトには、YouTrack の基本機能を詳しく理解するのに役立つサンプル課題が含まれています。 また、アジャイルボードやレポートのコレクションやダッシュボードも含まれています。

デモプロジェクトは新規ユーザーのオンボーディングに使用したり、独自の課題を追跡するためのプロジェクトを設定するためのテンプレートとして使用したりできます。

アプリケーション間のデータ移行がより簡単になりました。 新しいインポートウィザードを使用すると、Jira と GitHub からの継続的なインポートを設定できます。 また、Mantis、Redmine などの他のトラッカーからの課題を抽出したり、ある YouTrack インスタンスから別のインスタンスにタスクとプロジェクトを移行したりできます。

実験的な機能を有効化する方法の詳細

関連するプロジェクトを組織という概念でグループ化することで、プロジェクトを管理するための新しい構造階層を追加できるようになりました。 組織はチーム構造に合わせたり、ビジネスプロセスの個々のパーツに対応させたり、独自の作業方法に合わせてカスタマイズできます。 組織を使えば、複雑なチームでもプロジェクトを簡単に検索して管理できるようになります。 組織にロールを付与することで、組織に属するすべてのプロジェクトにロールを効率よく適用できるようになりました。 また、それによって同じインスタンス内のさまざまな組織のユーザーを完全に分離することもできます。

同じ名前でタイプの異なるフィールド

YouTrack プロジェクトで、同じ名前でタイプの異なるフィールドを使用できるようになりました。 単一値フィールドと複数値フィールドは別のタイプと認識されます。 例えば、１つめの担当者フィールドでは１つのユーザータイプの値を格納できるようにし、２番目の担当者フィールドには複数のユーザータイプを値として格納できるようにし、さらには３番目の担当者フィールドでは列挙値セットからの値を格納させることができます。

アジャイルボードのカスタマイズ範囲が拡張され、課題に割り当てられたタグに応じたボードにスイムレーンを追加できるオプションが実装されました。 このオプションを選択すると、同じタグが付けられたトピックに関連するすべてのタスクがスイムレーンやボード上の行に表示されるようになります。また、これらのタスクは複数のプロジェクトに所属するものであったり、お互いにさまざまな依存関係を持っていたりしても構いません。

さらに、タグに詳細な表示対象設定を追加しました。 それぞれのタグを表示、使用（追加と課題からの除去）、更新できるユーザーを指定できるようになりました。 タグはグループやプロジェクトチーム、または選択したユーザーが使用できるように設定できます。 それぞれの課題に複数のタグを付けることができますが、各ユーザーには関連する課題のみが表示されます。 これはあなたや所属チームがタグを使用し、プロセスに合った方法でボードを整理するのに役立ちます。

バーンダウンチャートをアジャイルボードに追加し、スプリントの理想的なフローを予測できます。 スプリントの事前作業が完了し、すべてのタスクをスプリントに追加したら、チャートの [スプリントの開始] ボタンをクリックして予測を実行してください。 スプリントの間にいつでもバーンダウンチャートを使用し、予測バーンダウンと実際のバーンダウンを比較できます。

記事や課題で、完全一致検索を使用できるようになりました。 単語や文字列を単一引用符で囲むと、YouTrack は完全に一致するものを検索します。 大文字と小文字を区別せず、目的の単語のすべてのバリエーションを検索するのに役立ち、関連性に基づいて検索結果を並べ替える標準のテキスト検索とは異なり、完全一致検索は決まった形式の単語やコード片を探すのに役立ちます。

検索とレポートで、現在の日付を基準にした相対的な分、時間、日、週、月、年を指定できるようになりました。 例えば過去 7 日間に作成された課題を検索する場合は、検索バーに「created: {minus 1w}..Today」と指定できます。