DataGrip 2022.3 がリリースされました! このメジャーアップデートでは、さまざまな機能強化が行われています。 では、その内容を見てみましょう!
待望の Redis サポートが実装されました。 Redis Single Instance への接続、データビューアーでのキー値の確認、スマートコーディング支援を使用した Redis クエリの書き込みと実行などの操作を行えるようになっています。
サポートの内容を簡単にご紹介しましょう。
詳細は、こちらのブログ記事をご覧ください。
今年 5 月に IntelliJ ベース IDE の新しい UI の限定プレビュープログラムを発表しました。 DataGrip もその例外ではありません!
この最初のステップでは、改良された製品の外観を限られた数のユーザーに導入することを目指していました。 このプレビュープログラムを通じて多くの有益なフィードバックを収集して整理し、すべてのユーザーに新しい UI をお試しいただけるようにしました。
Settings(設定)/ Preferences(環境設定)| Appearance & Behavior(外観と動作)| New UI Preview(新しい UI プレビュー)で新しい UI に切り替え可能ですので、ぜひお試しください。ご感想もお待ちしております。
DataGrip の新しい UI をより使いやすくするための作業は現在も進行中です。 たとえば、実行構成の作成は他の IDE では非常に重要な作業ですが、明るく青いボタンを最優先して割り当てるべきアクションではない可能性があります。 トップツールバーのカスタマイズに関するご意見がある場合は、ぜひお知らせください。
このリリースでは、IDE の設定を同期するためのソリューションを改良しました。 この改良は、デフォルトでバンドルされるプラグインによって実現しています。 新しい Settings Sync(設定の同期)オプションは、設定にあります。
以前は設定の同期に使用する IDE Settings Sync と Settings Repository という 2 つの独立したプラグインがありました。
IDE Settings Sync を使用していた場合はデータが新しいプラグインに自動的に移行されるため、何も操作を行う必要はありません。
Settings Repository(設定リポジトリ)を使用していたユーザーは、現在のセットアップをそのまま使用することをお勧めします。データ移行機能がまだ開発中であるためです。 機能が準備できたら IDE 内で通知します。
設定はユーザーの JetBrains Account に接続されたクラウドに保存されます。 別の IntelliJ ベース IDE を同じ JetBrains Account で使用する場合は、設定が自動的に同期されます。
既知の課題: Settings(設定)の Database(データベース)セクションは、現在同期できません。 この機能は近日、2022.3 へのマイナーアップデートで利用可能になる予定です。
データソースは設定に含まれないため、ご注意ください。 データソースを共有する場合は、こちらのチュートリアルに従ってください。
この新しい概念も仮想的で、データベース内に実際にビューを作成せずにビューを使用できるようにするものです。 基本的には結果を取得する単なるクエリであり、DataGrip 内に保存されます。
仮想ビューはデータベースエクスプローラーに表示可能で、ダブルクリックで実行できます。
現在のところ、SQL コードでは仮想ビューを使用できません。
ダイアグラム要素間を完全に移動できるようになりました。 次のようなすべての主な移動操作を実行できます。
もう 1 つの待望の機能がついに公開されました! クイック検索を使用する際にオブジェクトを絞り込めるようになりました。 一致しないすべてのオブジェクトは非表示になります。
この機能強化は、多数のさまざまなスキーマがある場合に役立ちます。 正規表現パターンに基づいてイントロスペクションのデータベースまたはスキーマを選択できるようになりました。 これを行うには、Add Pattern(パターンの追加)をクリックして、新しいノードに正規表現パターンを定義します。 データベース/スキーマが、そのパターンに従って選択されるようになります。
複数のパターンを追加した場合、それらは競合することなく組み合わされます。
旧バージョンとは異なり、All(すべて)ノードがデフォルトのスキーマを自動的に選択しなくなっているため、 All schemas(すべてのスキーマ)、Default schema(デフォルトのスキーマ)、または正規表現フィルターの適用から選択する必要があります。
グローバルデータソースの色を設定すると、設定がデータソースと一緒に共有されるようになりました。
スキーマに対してスクリプトを実行する場合、Files (ファイル)ツールウィンドウからスクリプトファイルをドラッグアンドドロップするだけで実行できるようになりました。
データエディターでの日時型のフィールドの表示方法をカスタマイズできるようになりました。 この設定は、Database(データベース)| Data Editor and Viewer(データエディターとビューアー)にあります。
現在のところ、以下の 3 つの型のフィールドで使用できます。
日時/タイムスタンプ(タイムゾーンの有無に関係ない)、時刻(タイムゾーンの有無に関係ない)、および日付。
WHERE
句 選択した範囲の値を抽出して WHERE
句に組み込めるようになりました。
OR
演算子と結合されます。 AND
演算子と結合されます。 IN
演算子内に結合されます。 複数の値を選択して Filter by(絞り込み)アクションを実行した場合、条件が生成されるようになりました。
テキスト検索で Ctrl/Cmd+F を押すと、検索フィールドにカーソルの下にある値が自動的に挿入されます。 これは、テキストエディターで一般的なロジックと同様のものです。
ネストした各値が個別の列として表示されるようになり、構造体の値を読み取りやすくなりました。
IDE の提案を適用した場合にクエリがどのように変わるかをすぐに確認できるようになりました。 プレビューは使用可能なインテンションアクションのリストを開き、オプションにマウスポインターを合わせたときに表示されます。
このプレビュー機能は、インテンションアクションのリストが開いている状態で F1/Ctrl+Q を押すと無効にできます。
テキストエディターで何も選択されていない状態で Ctrl/Cmd+C を押すと、すべての行が自動的に選択されてコピーされます。 この動作は従来と同じですが、行の貼り付けも簡単にすることで、このアクションを完成させました。 以下の動画に示すとおり、何も選択されていない状態でコピーされた行は改行付きの新しい行として貼り付けられます。
新しいレイアウトは、Per Object By Schema and Type(スキーマおよび型別のオブジェクト単位)と呼ばれます。 このレイアウトがスキーマ全体の SQL 生成に使用される場合、生成されたファイルはオブジェクトのタイプ(テーブル、ビューなど)に従ってフォルダーに保存されます。
仮想外部キーの作成機能がしばらく前に導入されました。 このキーは主に次の目的で使用されます。
JOIN
句のコード補完 仮想キーを作成するには、クエリの JOIN
句で Store Relation(リレーションの保存)インテンションアクションを使用するのが主な方法でした。 この方法は少々発見しづらく、この機能そのものに直感的な使用方法が欠けていました。 そこで、以下のように改善を加えました。
仮想外部キーがデータベースエクスプローラーに表示されるようになりました。
仮想外部キーをデータベースエクスプローラーと Modify Table(テーブルの変更)ダイアログで作成してドロップできます。
テーブルのサイズが、MySQL と PostgreSQL のクイックドキュメントポップアップに表示されるようになりました。 テーブルのサイズを表示するには、Show table preview(テーブルプレビューの表示)をクリックします。
セッションテンプレートの起動スクリプトを設定できるようになりました。 これにより、対応するテンプレートに基づいて新しいセッションが作成されるたびにスクリプトが実行されるようになります。 たとえば、DataGrip は Snowflake でのイントロスペクションに use secondary roles all
ステートメントを実行できます。
MongoDB の接続ダイアログに多数の認証メカニズムを追加しました。 それらを使用するには、ドライバーをバージョン 1.16 にアップデートしてください。
スキーマ差分ビューアーで依存するオブジェクトが考慮されるようになりました。 このようなオブジェクトで最も重要なものは、 PostgreSQL の id 列です。 id が同じ 2 つの列で関連するシーケンスが異なっている場合、それら 2 つの列を比較すると違いが表示されます。
別の例としては、別スキーマからプロシージャを呼び出すトリガーが挙げられます。 今後、このようなトリガーの差分はルーチン名が異なる場合に表示されます。