IntelliJ IDEA では、Jakarta EE(Java EE)仕様の CDI、JPA、JSF、バッチ、JAX-RS、WebSocket、サーブレット、および JSP と MicroProfile に基づく Java Enterprise アプリケーションを開発できます。 IDE には Java Enterprise プロジェクトに対応した高度なコーディング支援、ナビゲーション、および豊富な組み込み開発者ツールセットが備わっています。
Java Enterprise プロジェクトにすぐに取り掛かりましょう!
Jakarta EE(Java EE)ベースのプロジェクトを専用のウィザードで作成できます。 基本的な情報はすべて最初の画面に適切にまとめ、2つ目の画面にフレームワーク固有の設定を表示するようにしています。これにより、プロジェクトの作成プロセスがさらにわかりやすくなっています。
Migrate...(移行...)リファクタリングを使用すると、プロジェクトやモジュールを Java EE から Jakarta EE へすばやく簡単に移行できます。 このリファクタリングを実行すると、Refactoring Preview(リファクタリングのプレビュー)タブに検出された Java EE インポートの使用箇所がすべて表示されます。 内容を確認してから作業を完了できます。
IntelliJ IDEA には Jakarta EE または Java EE プロジェクトの Java ファイルと Kotlin ファイルの両方に使用できる便利な CDI インスペクションが多数備わっています。 IDE はあいまいな依存関係を持つ Bean クラスの注入ポイント、CDI 仕様に違反する @Inject
アノテーションが付いたフィールド、メソッド、およびパラメーターの誤った注入ポイントを報告します。 また、対応するプロデューサーメソッドのないディスポーザーメソッドなども警告します。
Jakarta EE Bean を必要な場所から直接簡単に注入できます。 これを行うには、.inject 後置テンプレートを使用するか、未解決の変数に Alt+Enter ショートカットを使用して Add dependency…(依存関係の追加...)オプションを選択することでクイックフィックスを適用します。 この機能は CamelHumps の一致にも対応しているため、「owRepo」と入力するだけで、Bean を OwnerRepository
クラスでオートワイヤリングできます。
IDE では CDI ガターアイコンを使用して Jakarta EE プロジェクトの Java または Kotlin コードの中を素早く移動できます。 注入ポイント、注入候補、または Bean ファクトリに移動できます。
IntelliJ IDEA は非同期の CDI イベントをサポートしており、イベントが発行された場所と受信された場所の間を簡単に移動できます。
IDE は JDBC、Hibernate、R2DBC などのごく一般的に使用されている永続フレームワークと統合できます。 フレーム固有のコーディング支援のほか、エンティティとその属性に最も役立つアクションのリストを提供する便利なガターアイコンを初期状態で使用できます。 IDE は JPQL リクエストの正確性を検証します。
Persistence(永続)ツールウィンドウはさまざまな JPA や Hibernate の項目を表示して管理するためのツールウィンドウです。 このツールウィンドウでは、構成ファイルと永続クラスの作成、エディター内の関連するソースコードへの移動が可能なほか、ダイアグラムやコンソールを開けます。
IDE には Jakarta EE プロジェクトの JPQL クエリを記述して実行し、クエリの結果を解析するための JPA コンソールが備わっています。 このコンソールでは JPQL キーワードやオブジェクト名とプロパティ名に対応した便利なハイライトや補完機能を使用できます。 アプリケーションを実行せずに JPQL リクエストをテストしてデータベースから応答を取得することも可能です。
IntelliJ IDEA にはプロジェクトをよりよく理解するのに役立つエンティティ間の関係を表すエンティティ関係(ER)ダイアグラムが備わっています。
IntelliJ IDEA Ultimate では JAX-RS リクエストを自動的に生成して統合されたエディターベースの REST クライアントで開けるため、HTTP リクエストを簡単に作成してテストできます。 さらに、Alt+Enter から Intention Actions(インテンションアクション)コンテキストメニューを呼び出して対応するオプションを選択するだけで、任意の URL に対する HTTP リクエストを生成できます。
IDE は URL をシンボルとして認識するため、Search Everywhere(どこでも検索)を使って URL マッピングを検索できます。 Shift を 2 回押してどこでも検索ウィンドウを開き、「/」と検索する URL マッピングの一部を入力してください。
Endpoints(エンドポイント)ツールウィンドウにより、HTTP および WebSocket プロトコルのクライアントとサーバーの API を表示できます。 フィルター、複数の検索パラメーター、補完機能を使用する包括的な検索をサポートしています。 各エンドポイントのドキュメントは新しいタブで読めます。また、エンドポイントに関連する URL がある場合はその Open API 表記を確認して特別な HTTP クライアントにアクセスできます。
IDE には Tomcat、JBoss、WebSphere、WebLogic、GlassFish などの主要なアプリケーションサーバーとの統合機能が備わっています。 ローカルサーバーの起動と停止、稼働中のリモートサーバーへの接続に加えて、リモートサーバーでのアーティファクトのデプロイやアプリケーションのデバッグも IDE から直接実行できます。
IntelliJ IDEA はマイクロサービスアーキテクチャ、クラウドシステム、リアクティブ処理、およびサーバーレスワークロードをサポートしているため、最新のウェブアプリケーションを簡単にビルドできます。
ステップバイステップ方式によるこの「Hello World」ガイドでは、IntelliJ IDEA で Java Enterprise アプリケーションを制作して実行する方法を説明します。
このチュートリアルでは、IntelliJ IDEA で「Hello World」RESTful ウェブサービスの作成方法を説明します。
この簡単なガイドでは、JPA による Jakarta EE アプリケーションの作成方法や既存プロジェクトへの JPA サポートの追加方法を説明します。
CDI を使用した Java Enterprise プロジェクトの作成方法や既存プロジェクトで CDI のサポートを有効にする方法を学びます。