PhpStorm でのエラー処理

ここでは、PhpStorm の強力なエラー検出と修正の機能について掘り下げます。このエピソードでは、直感的なキーボードショートカットを使用した移動操作とエラーの修正、プロジェクト全体に潜む問題のスキャン、コーディング標準に合わせたインスペクションツールの調整について学習します。

トランスクリプト

PhpStorm は PHP を非常によく理解しているため、幅広いエラーの検出と修正を支援できます。

PhpStorm は非推奨機能や構文エラー、互換性のない型や誤った順序で書かれた引数に至るまで、すべてを通知します。

PhpStorm はファイル内のエラーと警告の件数を表示し、ユーザーは F2 を押してそれらの発生箇所の間を移動できます。適切なショートカットが分からない場合は、Shift+Shift メニューを使用して検索できることも覚えておきましょう。

PhpStorm はエラーについて通知するだけでなく、ユーザーに代わって多くのエラーを修正することもできます。修正を行うには、前に説明した 2 つ目のキーボードショートカットである Alt+Enter を押すだけです。

それだけでは不十分な場合は、PhpStorm でプロジェクトの全体または一部をまとめてスキャンできます。フォルダーを選択して Shift+Shift を押し、Inspect(インスペクション)を検索します。スキャンするフォルダーを選択して Analyze(解析)を押せば、コード内のすべてのエラーがリストに表示されます。リスト内をスクロールすることも、プレビューウィンドウ内で Alt+Enter を押して検出されたエラーを修正することも可能です。ファイルを開く必要は一切ありません。

最後になりますが、PhpStorm には多数のインスペクションが用意されています。インスペクションとは、エラーと警告の検出ルールです。

すべてのインスペクションは、Settings(設定)| Editor(エディター)| Inspections(インスペクション)で細かく調整できます。インスペクションごとに重要度レベルを変更し、特定のルールを有効化または無効化できます。この操作はコンテキストメニューで行います。変更したいエラーまたは警告に移動して Alt+Enter を押し、提案されたクイックフィックスの右にある三点リーダーを押して Options(オプション)メニューを開きます。すると、この特定のインスペクションを調整または無効化する専用のメニューが表示されます。