PyCharm 2024.2.2 の新機能
型パラメーターのデフォルトの型のコーディング支援、および新しい Django 関連機能
Data View（データビュー）
n 次元 NumPy 配列の表示
Data View（データビュー）ツールウィンドウで n 次元 NumPy 配列を調べられるようになりました。ツールウィンドウの下にある特別なフィールドで調べたい配列を特定の次元またはスライスと共に定義すると、PyCharm が結果をテーブルで表示します。配列の表示条件を追加する場合、このフィールドは一重引用符のみを認識することに注意してください。
Python
型パラメーターのデフォルトの型のサポート（PEP 696）
Python 3.13 では、TypeVar、ParamSpec、TypeVarTuple などの型パラメーターのデフォルトの型を定義する機能と、それらを定義するための新しい構文が導入されました。
PyCharm は新旧両方のスタイルのジェネリッククラス、関数、および型エイリアスで型パラメーターのデフォルトの型をサポートし、それを型推論で考慮するようになりました。
パターンマッチング: 折りたたみ可能なマッチステートメント
大量のパターンマッチングステートメントを含むコードの可読性を向上させるため、マッチステートメント全体やその中の個別のケースを折りたためるようにしました。
Django
Django ORM に対応した新しいコード補完の提案
モデルを扱う際に PyCharm が Model.save(update_fields[...])、Model.refresh_from_db(fields=[...])、Model.clean_fields(exclude=[...]) などのさまざまなケースでフィールドの補完を提案するようになりました。
未解決の ViewSet にメソッドを作成するクイックフィックス
ViewSet に未解決の参照がある場合、PyCharm は不足しているメソッドを導入するクイックフィックスを提案します。このクイックフィックスを呼び出すには、Alt+Enter を使用します。
外部キーフィールドの型ヒント
PyCharm が関連するモデルの主キーの型に基づいて Django モデル内の <related_field>_id 属性の型を正しく推論するようになりました。これによって Django プロジェクトで外部キーフィールドを扱う際の型ヒントが正確になり、コードの品質と型の安全性が改善されました。