3D 空間の構築と管理用のシーン開発支援ツール
RiderFlow は、シーンをより深く理解しやすくする Unity エディター用の無料プラグインです。シーン内の素早い移動と検索、シーン要素間の関係の理解、および効果的なシーン管理を行うために必要なツールが備わっています。これまでになく、Unity でのプロトタイピングを高速化し、簡単に行えるようになります!
RiderFlow は、レベルデザイナー、ゲームデザイナー、アーティスト、コーダーのように Unity エディターを使用するチームメンバー向けのシーン開発支援ツールです。一方でファミリー製品である JetBrains Rider は、コーダー向けの C# および Unity のスクリプティングエディターです。これらの製品を併用すると、あらゆる段階で Unity 開発を促進する強力なツール一式を手にすることができます。
GameObject、アセット、およびプレハブの数が著しく増加するにつれ、シーンの管理はより一層困難になります。RiderFlow には、複雑なシーンの検索、ナビゲーション、整理、および更新を行うための実践的なアクション一式が備わっています。シーンの全体像を把握できるため、要素間の論理的な関係をより簡単に理解することができます。
シーンの構造や要素間の関係に関する詳細な情報は、全チームメンバーにとって有益です。RiderFlow ではブックマーク、メモ、カメラのプリセットなどをプロジェクトに保存できるため、チーム内で知識を共有して協力関係を強めることができます。
プロジェクト内のあらゆる項目を素早く検索できます。単純なショートカット操作で検索ポップアップウィンドウを開き、Unity エディター内のシーン、ファイル、アクションから GameObjects を検索できます。
使用箇所の検索を使用すると、シーン、その他のアセット、プレハブのどこでアセットが使用されているかを知ることができます。アセットを右クリックするだけで、現在のシーンのそのアセットの使用箇所を検索したり、すべてをグレー表示してその箇所をハイライトしたりすることができます。
階層パネルでオブジェクトを色別にグループ化すると、複雑なシーンの管理がより簡単になります。オブジェクトごとに名前を付け、色を設定し、メモを追加し、その場所を再確認できるようにブックマークを追加できます。メモやブックマークは、チームメンバーに共有することも可能です。
シーンビューの管理ツールバーは、複雑なシーンを移動するためのコンパスと言えるものです。シーンのアクティビティを効率的に管理するためのツールがいくつか提供されています。シーンで使用できるアセットのみを表示し、検索結果から直接シーンにアセットをドラッグできる検索ツールが備わっています。また、カメラの現在の位置をプリセットとして保存し、それにショートカットを割り当て、プリセット間を切り替えられるカメラアクションツールも備わっています。
オブジェクトの置換リファクタリングは、シーン内の 1 つ以上のオブジェクトを素早く置き換えて自動的にすべての参照を更新できる、RiderFlow の特徴的な機能です。コードに含まれる元のオブジェクトへのすべてのシーン参照も更新されます。後々、RiderFlow プラグインにさらに多くのリファクタリングが導入される予定です。
RiderFlow には、C# スクリプトファイルの簡単な変更をさっと行えるように設計されたシンプルなエディターが備わっています。基本的なエディター機能だけでなく、スマートテキストアクション、コードのマークアップ、エラーツールチップ、および入力支援などの機能が提供されています。コード補完、クイックフィックス、および優れたリファクタリング機能が備わったより高度なエディターが必要な場合は、JetBrains Rider をご検討ください。
RiderFlow は完全無料の拡張機能です。有料のライセンスは不要であり、有償となる機能は含まれていません。
より高度な Unity 開発に携わっている方は、C# および Unity コード用のクロスプラットフォーム IDE である JetBrains Rider のご利用をご検討ください。JetBrains Rider は有償製品ですが、特定のユーザーに対しては無料ライセンスオプションがあります。
発生した問題をご報告いただく場合や RiderFlow の機能をご提案いただくには、課題トラッカーにチケットを提出してください。ご質問がございましたら、サポート(riderflow@jetbrains.com)までご連絡ください。
オンラインドキュメントをご覧ください。
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