PyCharmのすぐに使えるツールの膨大なコレクションには、統合されたデバッガとテストランナー、Pythonプロファイラ、ビルトインターミナル、主要なVCSとの統合およびビルトインデータベースツール、リモートインタプリタを使ったリモート開発機能、統合SSHターミナル、DockerおよびVagrantとの統合などが含まれます。
PyCharmはPython/DjangoおよびJavaScriptのコードをデバッグするための幅広いオプションをご提供しています。
インラインデバッガを使用すると、すべてのデバッグデータがエディタに直接表示されます。また、変数の値がエディタに表示されます。 変数の値はソースコード内の 使用箇所のすぐ横に表示されます。
Step into My Codeを使用してコードに集中し続けることができます。デバッガはライブラリの ソースをバイパスし、作成したコードのみをステップ実行します。
PyCharmは、Pythonのマルチプロセスを生成するアプリケーションをデバッグできます(--no-reload モードで実行していないDjangoアプリケーションや、同様の方法でコードを自動読み込みするその他多数のウェブフレームワークを使用するアプリケーションなど)。
スクリプト/テストまたはデバッガを実行するたびに、専用のRun/Debug configurationが作成されます。このconfigurationは後から編集・再利用可能です。 実行/デバッグ構成はチーム全体で使用するために、プロジェクト設定と共有できます。
どんなPythonファイルでも実行できます。 実行したいものを右クリックして「Run(実行)<your script>」を選択するだけです。
PyCharmでは、ローカル、リモートインタプリタ、virtualenvのどれでも、プロジェクトに必要なPython環境を簡単に設定できます。
PyCharmではインスペクションによるその場でのシンタックスチェック、波括弧や丸括弧、引用の自動マッチング、およびコード補完などの標準コンソールを上回る多くのメリットをもたらす対話型のPythonコンソールやDjangoコンソールを実行できます。 どちらのコンソールもローカルおよびリモートのインタプリタと連携します。
この機能がPyCharmを完全なPython IDEにしています。 開発中にIDEから離れる必要がございません。 ローカルターミナルは、Windows、Linux、およびmacOSでご利用いただけます。
PyCharmは、Python 2.xおよび3.x、Jython、IronPython、PyPy、Cythonなどの主要なPythonの実装すべてに対応し、以下の機能をご提供しています:
PyCharmは、doctest、nose、attestなどの一般的なPythonテストフレームワークと統合されており、ユニットテストを簡単に実行できます。
PyCharmでは、テストファイル、単一のテストクラス、メソッド、またはフォルダ内のすべてのテストを対象にテストを実行できます。 実行に関する統計情報と簡易なテストコードナビゲーションを備えた、グラフィカルなテストランナーで結果を確認できます。
PyCharmは、標準的なPythonプログラム用コードカバレッジ計測ツールである、Coverage.pyと統合されています。 このツールはプログラムを監視し、コードのどの部分が実行されたかを記録し、ソースを解析して、実行可能だった一方で実行されなかったコードを特定します。 結果は、その後の解析や簡単なナビゲーション用に、美しい視覚的な形式で出力されます。
yappiおよびcProfileに対応したPythonプロファイラ統合を使って、コードを完全にコントロールできます。 キャプチャしたスナップショットと、色分けされた関数呼び出しグラフを含む詳細な統計情報をご覧ください。 集計されたレポートを確認し、実行に関する統計情報から直接Pythonコード内の関数にジャンプできます。
BehaveとLettuceを使ってPythonでBDDを行えるようになりました。 人間が読み取り可能な、アプリケーションの振る舞いを記述するストーリーを書いてください。 PyCharmは、インストールおよび設定ヘルパー、構成の実行やBDDフレームワークのIntellisenseのサポートをご利用いただけます。
並行処理スレッドを可視化し、マルチスレッドアプリケーションを完全にコントロールできます。 特別なボタンを使って並行処理ダイアグラムモードでPythonアプリケーションを実行し、ダイアグラム上で実行中のプロセス内のスレッドの状態をリアルタイムに検査できます。
Git、SVN、Mercurial、Perforceおよびその他のバージョン管理システムにまとめて対応しており、ローカルでの変更を管理したり、複雑なブランチ操作を適用したりできます。 退屈な作業(ファイルの追加、除去、削除)はすべて自動的に実行されます。
どのVCSを使用した場合でも以下の機能をご利用いただけます。
PyCharmはソースファイルで行った変更を追跡し、不慮の紛失や修正から、仮に他のアプリケーションによって行われたものでも、保護します。 いつでも特定のファイルやディレクトリの履歴を調査し、以前のいずれかのバージョンにロールバックできます。
視認性の高い組み込みのマージツールを使って、すべての競合を素早く直感的に解決できます。 ローカルで行った変更は、入力中にエディタのガターでハイライト表示されます。このガターを使って直感的に移動したり、2クリックで個々の変更をロールバックしたりできます。
組み込みの差分ビューアを使って、2つのファイルの変更の追跡や差分の表示を行ったり、同一ファイルの2つのバージョン(ローカルの変更、またはローカルファイルとリモートリポジトリ内のリビジョンとの差分)を比較したりできます。
IDEからOracle、SQL Server、PostgreSQL、MySQLおよびその他のデータベースに直接アクセスできます。 PyCharmでは、SQLコードの編集、データ閲覧、スキーマやテーブルデータの変更、クエリの実行のほか、UMLダイアグラムを使ったスキーマの解析にも役立ちます。
シンタックスハイライト、スマートなコード補完、オンザフライコード解析、コードフォーマットとナビゲーション機能を備えたSQLエディタを使って、SQLコードを他の言語に挿入したり、編集したりできます。
PyCharmは、SQLAlchemyライブラリ向けにスマートなコードインサイトをご提供しており、インテリジェントなコードサジェストと自動補完を行います。 SQLAlchemyのダイアグラムはデータ構造を可視化し、この便利なSQLツールキットのサポートを補完いたします。
PyCharm ProfessionalエディションではDataGripの最新機能を組み込み、データベース操作をご支援しています。 DataGrip機能の詳細
ビルトインSSHコンソールを使うと、SSH経由であらゆるリモートマシンに接続してさまざまな操作を実行することができます。 また、SSHリモートツールを設定し、IDEから直接1回のキー入力でリモートツールを実行させることもできます。
ローカルインタプリタの代わりにリモートPythonインタプリタを使用すると、実サーバーであっても、VagrantやDockerで作成した仮想サーバーであっても、本番と同じ環境やテスト環境でアプリケーションの実行、デバッグ、プロファイリングを行えます。
Vagrantは、PyCharmに最初から組み込まれている便利なツールで、再現可能な開発環境の作成をご支援するように設計されています。 また、単純なスクリプトを共有することで、開発用の仮想マシンを共有することもできます。 そして、他の開発者は同じマシンを、Vagrantのupコマンドで起動できます。
PyCharmは、開発者やシステム管理者向けにアプリケーションを配布するための一般的なオープンプラットフォームであるDockerを統合しています。 DockerのコンテナからPythonインタプリタを指定し、それをプロジェクト内でのアプリケーションの実行、デバッグ、プロファイリングに使用してください。
ToDoリストが課題追跡システムにある場合、IDEから離れずに、課題に対処できるようにPyCharmを設定できます。 そのためには課題トラッカーのサーバーを指定し、以下を実行します:
PyCharmは次のバグ追跡システムをサポートしています:Atlassian JIRA、JetBrains YouTrack、Lighthouse、Pivotal Tracker、GitHub、Redmine、Trac。