業界: ソフトウェア開発

使用されている JetBrains 製品: Space, Kotlin, TeamCity

組織規模: 10

国: チェコ共和国

Brightify

Brightify では Kotlin Multiplatform を使って、チケット発行から自動車まで、あらゆる分野のネイティブモバイルアプリケーションを開発しています。 コードとドキュメントをホスティングし、コードレビューを行うために、Space を使用し始めました。

「Space のウェブフックを TeamCity で利用することで、レビュー済みのブランチを構築して QA 向けにデプロイし、ブランチをマージする前にテストできるようになったため、コードレビューを大幅に改善することができました。また、誰が欠勤しているかをトラッキングすることもより簡単になりました。」

— Tadeas Kriz、Brightigy 社 CTO 兼共同創設者

ユーザーについて

Brightify で CTO と共同創設者を務める Tadeas Kriz です。プロとして 10 年以上にわたって JetBrains のツールを使って開発してきました。現在、Kotlin Multiplatform モバイルアプリに取り組む開発者チームをリードしています。その役割において、チームがうまく作業を進めていく上で必要となるすべての開発ツールを確保することも担当しています。また、ワークフローを改善するために、新しいテクノロジーとプロセスの試用にも携わっています。

会社情報

Kotlin Multiplatform を使用して、チケット発行から自動車まで、様々な分野のネイティブモバイルアプリケーションを開発しています。アイデアを練り上げることから製品をユーザーにデプロイするまで、楽しみながらスタートアップ企業を支援しています。


Space 採用前に悩んでいた課題

Space や代替ソリューションを探すことになったきっかけは何でしょうか?

長い間、ソフトウェア開発プロセスに使用できる一体型のソリューションを探していました。Jira から始まり最終的には Confluence、Bitbucket Server、Crowd、そして Bamboo まで、ずっと Atlassian 製品を使用してきたのですが、Atlassian の新機能に対するアプローチ(対応までに数年かかる)が合わず、それらに代わるものを探すことになりました。Space がプレビュー版としてリリースされたとき、その機会にすぐに飛びつき、コードのホスティングとコードレビューの実行に使用し始めました。

Space のほかに、どのようなソリューションを検討しましたか?

Basecamp を試すことにも関心がありましたが、最終的に、JetBrains の Space がベストだと思いました。弊社の開発プロセスにピッタリだったからです。

以前のコラボレーションプロセスはどのように編成されていましたか?プロセスのどの分野またはステップが不足、困難、問題的でしたか?

これまでに Space に置き換えられたのは、次のとおりです。

  1. Bitbucket Server でのコードホスティング。
  2. Upsource でのコードレビュー。
  3. Sonatype Nexus Repository OSS での Maven パッケージホスティング。
  4. Excel やカレンダーによる欠勤状況トラッキング。
  5. Confluence でのプロジェクト固有のテキストドキュメント(ほかのリソースは以下参照)。
  6. Slack の単一チャンネルでの全関係者向け議事録(現在は、Space のブログ投稿機能を使用しています)。

今後、Space に移行したい機能やタスク:

  1. Confluence/Wiki による全社向けドキュメントと議事録
    • WYSIWYG などのリッチテキストエディターの表と画像の処理を改善する必要がある。
    • ドキュメントとフォルダの権限設定をもっと詳細に行えるようになればよい。
  2. Jira/YouTrack での課題トラッキング
    • 堅牢性とプラグインサポートの強化が必要。
  3. Slack/Quill でのチャット。
  4. Google カレンダーでの個人カレンダーと共有カレンダー
    • 外部カレンダーの追加サポートと Google Meet/Zoom の通話機能の統合サポートが必要。
  5. Google Drive にあるプロジェクトリソース
    • プロジェクトごとにトラッキングが必要なデザイン、サウンド、フォント、請求書、タイムレポートのエクスポート、およびその他のリソース。
  6. Toggl/Harvest によるタイムトラッキング
  7. Discourse/YouTrack でのナレッジベース/非同期ディスカッション。
  8. TestRail でのテスト管理。
  9. Jira Planning Poker でのストーリーポイントの見積もり
  10. Excel によるプロジェクトプランニング(ガントチャート、リソース管理)。

こういった機能のすべてが Space に追加されることは期待していませんが、プラグインによって、他のツールと統合できればいいなと思います。

Space を採用する理由

チームで Space を使用することに決めたのは何故ですか?

新しいものを試して、自分たちのワークフローが改善するかどうかを確認することが好きです。Space は確かに改善することができたため、そのまま使用し続けることにしました。

Space を使用することに主にどのようなメリットがありますか?

これまで使ってきた他のシステムはすでに 1 つのソリューションに置き換えられています。オンプレミスバージョンが利用できるようになったら、ホスティングと管理するサービスの数も減り、ICT に掛ける時間も減らすことができます。

プロセスに存在していた課題は Space で解決しましたか?何が変わりましたか?

Space のウェブフックを TeamCity で利用することで、レビュー済みのブランチを構築して QA 向けにデプロイし、ブランチをマージする前にテストできるようになったため、コードレビューを大幅に改善することができました。また、誰が欠勤しているかをトラッキングすることもより簡単になりました。


フィードバック

採用期間における体験を説明してください。Space を使い慣れるまでのハードルは高かったですか?

コードレビュー機能は特にすばらしく、こういった Space の機能に慣れるのは割と簡単でした。UI/UX は面倒な部分もありますが、全体的に見て、大きな問題もなく使い慣れることができました。

改善を望む Space の機能はありますか(不足している重要な機能、ユーザビリティの問題など)?

課題の機能は弊社にとっては単純すぎます。また、Space と YouTrack の統合がもう少し固まっているとよいです。

チャットについては、Space の使用に邪魔になっています。すべてが一か所に集められていることは良いことですが、チャットは自分のチームには合わないようです。

Space に搭載されている機能についてさらに詳しく知りたいとお考えですか?その場合は、どのようにして情報を得たいですか(ブログ記事、Twitter によるヒント、学習用動画、ウェビナーなど)?

JetBrains のブログ記事はいつも素晴らしい情報源となっており、定期的に読んでいます。個人的には、ブログ記事は自分のペースで読めるため、動画やウェビナーよりも好みです。Twitter のヒントも助かりますが、Twitter は仕事していないときに使うようにしているため、あまり集中して読んではいません。

お問い合わせ

tadeas@brightify.org, @TadeasKriz on X, or brightify.github.io website

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