ユニットテスト

ReSharper は .NETと .NET Core プロジェクトの NUnit、XUnit、MSTest のフレームワークを自動検出します。 MSpecなどのその他のユニットテストフレームワークは、ReSharperプラグインを介してサポートされています。

ReSharperは、テストクラスや単体テストの宣言部の横に専用のアイコンを追加しています。これは、クリックするとテストの実行やデバッグが行えます。 または、テストの宣言部にキャレットを置いてAlt+Enterを押すこともできます。

テストはコンテキストメニューからも実行できます。 さらに、Visual Studioのソリューションエクスプローラーから、ユニットテストの任意のセットを実行またはデバッグできます。 ファイル、フォルダ、 プロジェクトまたはソリューションを選択して Ctrl+U, RまたはCtrl+U, Dを押すだけです。または、選択範囲を 右クリックして Run unit testsまたは Debug unit testsを選択してください。

ReSharperはUnit Test Sessionsウィンドウ内でユニットテストを実行します。 これは、任意の数のユニットテストセッションを互いに独立して、あるいは同時に実行できるようにも設計されております。 セッションは、テストを任意に組み合わせて構成できます。 デバッグモードの場合、1つのセッションのみが同時に実行できます。

ユニットテストツリーには、あるセッションに属するテストの構造が表示されます。表示内容を絞り込んで、passed（成功した）、failed（失敗した）、あるいはignored（無視された）ユニットテストだけを表示できます。 任意のユニットテストをダブルクリックして該当テストのコードに移動できます。

進捗バーとステータスバーには現在の進捗が表示されます。 ユニットテストはいつでも停止、起動、リビルド、再実行できます。

プレビューペインではテスト結果を解析し、失敗したテストの結果の出力から、例外が発生したコード行に移動でき、すべてワンクリックで可能です。

JetBrainsのdotCover（ ReSharper Ultimateライセンスにて利用できます）を使用すると、ユニットテストでソリューション内のコードをどの程度カバーできたかを簡単に確認することができます。

dotCoverをインストールすると、選択した範囲からユニットテストのコードカバレッジを解析および可視化し、ユニットテストでカバーされていないコードを明確化できます。 これは、アプリケーションの開発や品質保証において、正しい優先度を決定する際に非常に役立ちます。

ReSharper UltimateまたはdotCoverを使用すると、継続的にテストを行うことができます。具体的には、dotCoverがモダンなユニットテストワークフローにより最近のコード変更で影響を受けたユニットテストを即座に把握し、影響を受けたテストを自動的に再実行します。

dotCoverではファイルを保存する際、ソリューションをビルドする際、あるいはdotCoverに明確に指示を出した際にすぐに、影響を受けたテストを検出・実行できます。

すべてのユニットテストを使用して継続的にテストを実行したり、継続に実行したいテストや従来のやり方で実行したいテストを正確に指定できます。

また、パワフルな.NET用パフォーマンスプロファイリングツールであり、ReSharper Ultimateの一部をなすJetBrainsのdotTraceを使用し、Visual Studioからユニットテストのパフォーマンスを素早くプロファイリングすることもできます。

ユニットテストから直接メモリ使用状況を解析するには、JetBrainsが無償提供しているメモリユニットテストフレームワークであるdotMemory Unitをお使いください。

DotMemory Unitを参照するとすぐに、メモリトラフィックやメモリ内での指定オブジェクトの存在状況、およびアプリケーションのメモリ使用状況を示す他の要素に応じて、ユニットテストの合否を決められるようになります。